この遮蔽は放射線の種類によっても異なり、ベータ線はアルミ板でもさえぎることが出来ますが、ガンマ線では不十分で、ガンマ線を止めようと思えば、何十cmというコンクリートの壁が必要であったり、重金属と言われる金属の中でも非常に重たい金属を使用しなければなりません。
ガンマ線などの放射線は例えば壁にぶつかれば、その一部は反射します。その放射線を散乱線といい、放射線が出ている元(線源という)に向けてのみ遮蔽物を置いても、自分の後ろの壁や天井に当たって跳ね返ってくる散乱線によっても被曝してしまいます。
放射線や散乱線は、簡単に見えるものでは無いので、十分に気をつけて被曝を防ぐための対処が必要となります。
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