人間の体はおよそ60 兆個の細胞からなり、日々、細胞分裂を繰り返しています。細胞の核内には23 対の染色体があり、染色体にある遺伝子によって細胞分裂が指示されています。
その染色体は、2 重螺旋構造をしているDNA が何重にも折り重なってできていて、この染色体の末端部分が「テロメア」と呼ばれる構造です。
この「テロメア」は細胞分裂のたびに少しずつ短くなり、完全に消滅すると細胞分裂が止まり、細胞は死滅します。この死滅した細胞がどんどん増えていくことで老化が進んでいくのです。

つまり、老化を防ぐ一つの方法として、この「テロメア」の消滅を少なくすることが、一つのカギとなります。 |