-研究番号:4-目に見えない放射線からカラダを守るための研究



よく知られているのが病院で体の内部を写すX線。そしてそれよりも強いのがガンマ線。他にはアルファ線、ベータ線、中性子線などがあります。
あの東日本大震災による原発の事故で問題となったのが、ガンマ線で、汚染水で問題となったのがベータ線です。
何故問題なのか、、、それは人体に影響を及ぼすからです。放射線を人体が浴びることを被曝といいます。当然ながら医療にも使われていたり、普段私たちが生活しているだけでも浴びているので、ある一定レベルであれば問題はありません。しかし、この事故では桁違いの放射線が確認されました。
遮蔽(しゃへい)という言葉は知っていますか?分かりやすく言えば「遮断する」ということです。放射線による人体の被曝を避けるためには、遮断をする必要があります。

ガンマ線などの放射線は例えば壁にぶつかれば、その一部は反射します。その放射線を散乱線といい、放射線が出ている元(線源という)に向けてのみ遮蔽物を置いても、自分の後ろの壁や天井に当たって跳ね返ってくる散乱線によっても被曝してしまいます。
放射線や散乱線は、簡単に見えるものでは無いので、十分に気をつけて被曝を防ぐための対処が必要となります。


また思わぬ発見は、このハニカム構造は素材自体に無数の部屋を作ることになり、放射線を各部屋を通る度に散乱させ続けて、より遮蔽効果を持つということです。

また、素材自体のメンテナンスが容易である、つまりメンテナンスフリーであるモノであることが重要です。重金属を使用している素材の場合、時間が経つに連れて、重力により垂れ下がってしまうことがあります。その垂れが起きないようにヤマモト未来研究所は、そのハニカム構造のゴムに均一に重金属を分散させることに成功しています。