途中工程で石灰石を加熱しますが、この熱をこのまま外部に放熱することは、地球温暖化という環境問題にもなります。工場では燃焼ブースの天井に数多くの受熱パイプを設置し、その中の水を熱により水蒸気に変換します。
この蒸気をパイプラインで大きな水槽につなぎ、その中の冷たい水を加熱して温かな水に変えます。その中でなんと「うなぎの養殖」を行っているのです。
その大きな水槽には「自動餌やり機」が設置されており、24時間定期的にうなぎに餌をあげています。うなぎは水上から落ちて来る餌を水の底に落ちるまでに食べます。決して水の底に沈んだ餌は一切食べません。やはりうなぎは贅沢な魚なんですね!
この水の底に沈んだ餌が無駄になります。そこで考え出されたのは、この水の底に沈んだ餌を回収し別の水槽に運んだんです。そこには「テラピア」という白身の魚が養殖されているのです。うなぎの残した餌をドンドンと食べて大きくなっていきます。全く無駄がないのです。
養殖された水は最後に濾過され「鯉」の育つ調整池に放流されます。そして全くのクリーンウォーターになるのです。
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