具体的には、従来からある抗ガン剤ではなく、次世代抗ガン剤になりうる物質で体内にもともと腸管の中に存在する抑制物質を活用したもので、米国では一部の製薬会社がすでに開発を始めています。体内で活性化(活発な働き)することにより、ガン抑制遺伝子を活発に働かせ、ガン細胞の細胞周期を止め、ガン細胞をアポトーシス(計画的細胞死)に導く働きを持ちます。
しかし、この物質は実際に使用する上においては活発で強いガン細胞を抑制するためには、相当多くの量が必要となり、患者が吐き気等を訴える可能性があり、これまでこの物質を積極的に使用されることがありませんでした。
そこで、赤外線放射体とこの体内物質を併用を行う試験をしました。
その結果、最小限(1/2~1/4)の投薬で、効果をもたらすことができる臨床応用への道を複数の性質の異なるヒトガン細胞の培養下の試験で確認が出来ました。そして米国臨床腫瘍学会(ASCO)へ当内容を記載される運びとなりました。
今回の研究により赤外線放射体と西洋医学(医学)治療を統合医療的考え方に基づき併用することで、従来から治療に使用されている製薬、特に副作用が強く患者に負担を掛けていた製薬についても量のコントロールを行うことで最大限の効果を最小限の副作用で活用出来る可能性が出てきました。
ヤマモト未来科学研究所はこの結果をもたらす効果が「ひとにやさしい医療」への第一歩となることを期待しています。 |