最近ではウォーキングをされる方が増えてきました。歩くという動きは、私たち人間が二足歩行をし始めて以来、生活を営む中でもっとも基本となる動作の一つで、全身を使います。
足を動かし、腕を振り、全身のバランスを腰で整えて行う運動です。

この二足歩行ができるのは、人間が重心をうまく保って動いているからなのです。健康であれば姿勢正しく、きれいに歩くことができます。しかし、年齢を重ねていくうちに、筋力が衰えたり、どこかに障害を持つと、歩く際にヒザを高く上げられなかったり、歩幅が小さくなったり、腰が曲がったりしていきます。


最近の報告では、全身の筋肉の約3分の2が集まる下半身を中心に動かせるウォーキングをすることは、筋肉を動かす指令を送る脳を稼動させることにもなり、さらに筋肉の伸縮運動をし続けることは、血液のめぐりを良くすることにもなり、脳が活性化するとも言われています。

だからウォーキングをすればすっきりして、爽快な気分になるのかもしれません。

体の冷えは筋肉の冷えにも繋がります。冷えれば筋肉の伸縮性がなくなり、凝り固まってしまいます。筋肉の可動域が狭まれば、怪我の元にもなります。だからスポーツ前、特に冬場でのウォーミングアップが大切だと言われています。


入浴後のストレッチの方が体が伸びやすいのと同様、体(筋肉)をケアするには赤外線で体の芯から温めることも大切です。
いきなり早や歩きをするよりも、ある程度温まってから適度な速度で歩くのがいいでしょう。



左右の骨盤にズレが生じていると足の上がる高さが違ったり、歩く際にガニ股になったりします。それによって着地の度にヒザ・腰への衝撃が増え、痛みとなって出てくることもあります。またスポーツ時ではバランスが崩れ、100%の力を発揮したプレーができません。


開き具合を簡単に見るには、両足のかかとをくっつけて、仰向けにリラックスして寝転ぶと分かりやすいでしょう。極端に開いたり、片方だけが大きく広がったりしていませんか? 開いた分だけ骨盤が開いているという目安になります。
ヤマモト未来科学研究所では、このズレを前後両方向で骨盤を締め付け調整することで改善に導くことが出来るような研究をしています。
人間の基本となる動き=歩くことは、健康のバロメーターと言ってもいいでしょう。より良いくらしを維持するためには、ひざを高く上げ、足の親指を進行方向に向けて、まっすぐ歩くことを心掛けて生活することが大切です。何気ない動作を意識してすることは非常に大事です。